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にぎやかな祇園の中心に位置する「仲源寺」。ここに安置されているのが「目やみ地蔵」です。「目」と名のつくように、目の病気でお困りの方や健康にご利益があるといわれ、多くの方が参拝されます。
しかし、安置された当時は、全く違った目的のお地蔵様で、「目やみ地蔵」ではありませんでした。
仲源寺のすぐ近くを流れる鴨川。昔、鴨川は氾濫が多かったことから、鴨川の管理を行う防鴨河使(ぼうおうかし)という役人が存在しました。
鎌倉時代の安貞2(1228)年、続く大雨から鴨川が氾濫した際、当時の防鴨河使であった勢多判官為兼(せたのほうがんためかね)は、地蔵菩薩のお告げにより洪水を防ぐことができたそうです。
お告げに深く感謝した為兼は、この地に「雨やみ地蔵」と名付けたお地蔵様を安置しました。鴨川は度々氾濫し、「暴れ川」と称されるほど恐れられていたため、人々は「雨止み地蔵」を厚く信仰していました。
また、他の説では八坂神社などに来た参拝者が雨に降られたときに、ここで雨宿りをしたことからそう呼ばれるようになったのではないかともいわれています。